‐北辺廃徊図会‐ 廃墟と軍事遺跡 札幌市・小樽市・苫小牧市・むかわ町・旭川市  
■BACK - TOP - NEXT■
タイトル画像 ■廃墟と軍事遺跡
北海道内各地に残る軍事遺跡
>>北海道内各地の廃墟と軍事遺跡の探訪写真画像 ⇒サムネイルをクリックすると別窓で拡大画像を表示します
※13-10-03:画像を全てサムネイル表示化・画像を800×600に拡大・画像を増やしました
■札幌市 (道都・石狩地方)
 【豊平区月寒東周辺】 旧北部軍司令部防空指揮所
 ・・・かつて北方防衛の中枢だった旧陸軍の北部軍司令部防空指揮所の建物。つい最近まで残っていたのだが。
 惜しくも2008年3月末迄に“たかが国家公務員宿舎”建設の為に解体撤去されてしまった。嗚呼っ!勿体無い!。
 学者からは「戦中コンクリート建築の傑作」とも賞賛された、貴重な軍事遺跡だったのだがなあ(憂)。
 ※遺構消滅=完全に解体撤去されて更地となった (2008-03-30 実地探訪)
 ※痕跡消滅=公務員宿舎が建てられ痕跡も消えた (2012年時点 某TV番組・地点通過時目視で確認)
  旧北部軍司令部防空指揮所:01 (2006-09-13)
旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所
  旧北部軍司令部防空指揮所:02 (2007-10-26)
旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所
旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所
  旧北部軍司令部防空指揮所:解体工事中 (2008-02-03)
旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所旧北部軍司令部防空指揮所
  旧北部軍司令部防空指揮所跡 (2008-03-30)
旧北部軍司令部防空指揮所跡旧北部軍司令部防空指揮所跡旧北部軍司令部防空指揮所跡旧北部軍司令部防空指揮所跡
 【豊平区月寒東周辺】 旧北部軍司令官官邸(現つきさっぷ郷土資料館)
 ・・・戦後は暫くの間北大月寒学寮として使用された。現在は月寒地区の郷土資料館として使用されている。
  旧北部軍司令官官邸(現つきさっぷ郷土資料館) (2006-09-13)
旧北部軍司令官官邸旧北部軍司令官官邸
 【豊平区福住周辺】 「故陸軍軍曹玉田守殉職之地」碑
 ・・・福住地区の道路沿いにある、1942年頃、九七式戦で訓練中に墜落事故死した陸軍軍人の名を記す碑。
 この碑は普段からよく通る道路沿いにあるので、その存在自体はいつも目にはしていたのだけれども。
 まさか軍事遺跡関係のものだったとは。意外と身近な場所にも、旧軍の遺構が残っているものだなあ。
  「故陸軍軍曹玉田守殉職之地」碑 (2011-04-29)
「故陸軍軍曹玉田守殉職之地」碑「故陸軍軍曹玉田守殉職之地」碑
 【東区美香保公園内】 美香保公園内に残る高射砲台座跡
 ・・・札幌市美香保公園内のB野球場の右翼フェンス脇に残されている旧軍の高射砲台座跡。
 戦時中、公園が防空緑地化されて、ここに高射砲が設置された。戦後に解体されたが、台座は残された。
 あまりに堅牢に造られた所為で壊せなかったとか。後方の山は、台座跡に盛り土して造った「みかほ山」。
 札幌が“軍都”の一面も持ち合わせていた頃の歴史を偲ばせる、貴重な遺構の一つだ。
 (※探訪参考文献:毎日新聞北海道版連載記事「探訪戦争遺跡-2013夏-@」)
  高射砲台座跡 (2013-08-15)
美香保公園内に残る高射砲台座跡美香保公園内に残る高射砲台座跡美香保公園内に残る高射砲台座跡高射砲台座跡を埋めて造った「みかほ山」2013-08-19:追加
高射砲台座跡の説明看板
 【北区北24条西8丁目】 市街地に残る旧札幌飛行場正門
 札幌飛行場は、1927年に北海タイムス社の飛行場として建設。後に国有化され、更に1940年頃軍用化された。
 終戦の年の1945年に閉鎖。飛行場跡周辺は市街地化され、かつての痕跡は、この正門を残すのみとなった。
  旧軍関連施設 旧札幌飛行場正門 (2013-11-16)
正門正門正門「風雪」碑2014-03-06:追加
説明看板
■小樽市 (後志地方)
 【銭函駅周辺】 「豊足神社」に奉られている“機雷”
 ・・・駅の裏手にある「豊足神社」境内の忠魂碑横に奉られている“機雷”。防錆処理が施され保存状態は良好。
 1907(明治40)年頃に現大浜海岸で発見されたもので、爆破処理後、紆余曲折を経て神社に奉納されものらしい。
 日露戦争時に旧帝政露西亜軍が敷設したものだとか。こんな近場に日露戦争の遺物が残されていたとは驚きだ。
 (探訪参考文献:「小樽・石狩 秘境100選」)
  「豊足神社」に奉られている“機雷” (2007-11-30)
「豊足神社」にある“機雷”「豊足神社」にある“機雷”「豊足神社」にある“機雷”「豊足神社」にある“機雷”
■苫小牧市 (胆振地方)
 【元町海岸周辺】 海岸付近の民有地(推定)に残る旧軍のトーチカ
 ・・・軍事遺跡系書籍やHPを参考にして探訪。海岸縁の土地に、半分ほど埋没していたが残っていた。
  苫小牧市に残るトーチカ (2005-04-30)
苫小牧市に残るトーチカ苫小牧市に残るトーチカ苫小牧市に残るトーチカ
■むかわ町 (旧鵡川町・胆振地方)
 【汐見周辺】 畑の中に残る旧軍のトーチカ
 ・・・苫小牧市のトーチカに続いて探訪。こちらは町道沿いの畑作農地の中に、堂々たる姿を残していた。
  むかわ町に残るトーチカ (2005-04-30)
むかわ町に残るトーチカむかわ町に残るトーチカむかわ町に残るトーチカむかわ町に残るトーチカ
むかわ町に残るトーチカむかわ町に残るトーチカむかわ町に残るトーチカむかわ町に残るトーチカ
■旭川市 (上川地方)
 【東旭川周辺】 「旭川兵村記念館」入口前で屋外展示されている零式艦上戦闘機のプロペラ
 ・・・沖縄石垣島の海底から引き揚げられたプロペラの残骸らしい。巡り巡って、この記念館に寄贈されたとの事。
  零式艦上戦闘機のプロペラ (2008-06-01)
零式艦上戦闘機のプロペラ
※特 記 :このジャンルは、類書等によっては“戦争遺産”、もしくは“戦争遺跡”と呼称されることがあります。
当HPは、この項目を作成する際に参考文献とした「図説 日本の軍事遺跡」に倣い、特にその“一方に偏らない
純粋に中立の視点”で語られた序文の意に共鳴して、これらの旧軍の遺構群を“軍事遺跡”と呼称しています。
■BACK - TOP - NEXT■
"Hokuhenhaikaizue"Ruins and industry heritage photograph collection. (c) Okuhate:2000-2023.
inserted by FC2 system